事務所改善のためのプロジェクトがいくつも走っているかと思いますが、プロジェクトの成果は、プランの質×実行率、で決まってきます。

事務所のことを誰よりも考え、知っている先生がたてたプランの質は、事務所にとって100なんだと思います。ところが、スタッフがそれを半分しか実行してくれなければ成果は100×50%で50にしかなりません。

一方、スタッフを巻き込み、自発的にプランを出してもらった場合、その質が仮に80であったとしても、実行率が90%であれば72の成果を得られます。

事務所のDXを考える場合、基本的にはトップダウンで行うべきです。ボトムアップで考えると、Xの部分が改善できない場合が多いからです。ただ、あまりにも現場の感覚とズレてしまった場合、実行率はかなり落ちてしまうでしょう。売上を上げたい先生方の肝入りで導入したSalesforceが使われずにいる、なんてケースはよく見かけます。

この辺のバランス感覚はとても大事ですね。