先週、とある会計事務所さんからのご紹介で、顧問先様の業務改善のための現地調査に同行させていただきました。その中で、その会社の社長から「ITやらICTやらいろいろ言葉があって、DXとの違いがよくわからないんですよね」というお話がありました。確かに、言葉だけがいろいろ出回っていてわかりづらいですね。
DXは、皆さんご存知のとおり、Digital Transformationの略語ですが、大事なのは“X”、つまり、トランスフォーメーションです。現在の業務の延長線上ではなく、あるべき理想の姿に変革するのです。そのため、これからのビジネスモデルをきちんとイメージしなければなりません。DXは目的なのです。
それに対して、ITは目的を達成するためのツール、手段です。なので、何か便利なツールを導入したからと言って、DXが進んだことにはなりません。
ビジネスを今後どのようにしていくべきなのか、どうしたいのか、これを明確にすることなくDXは進まないのです。
そんなことを前述の社長にもお伝えしたところ、「なるほど!我が社でやりたいのはまさにDXの本質です。あるべき理想の仕事のやり方、これを明確に追い求めていきたいと思います。会計事務所さん、サポートお願いしますね!」とおっしゃっていました。会計事務所のサポートできる領域はここにもありますね!