KaikeiZine:国税庁 コロナ禍でR2相続税調査は「簡易な接触」が過去最高を記録

〇 調査件数等は1年を通じたコロナの影響で減少
〇 増加傾向一途の「簡易な接触」
〇 申告漏れの財産の3割が「現金・預貯金等」
構成比を前事務年度と比べると「現金・預貯金等」及び「土地」の減少分が「有価証券」へ動いているのが特徴
〇 無申告者への調査1件あたりの追徴税額は過去最高
〇 海外資産関連事案で34億円の申告漏れ課税価格を把握

国税庁から2021年末に公表された令和2事務年度相続税調査等の状況によると、所得税や法人税調査同様に、実地調査で調査件数等が大幅に減少した。一方で、的確な調査選定を行った結果、1件あたりの追徴税額が過去10年間で最高に。また、「簡易な接触」も1件当たりの追徴税額が、事績を集計して以来、最高となったことがわかった。