最近会計事務所様経由で、顧問先様の業務改善についてのお問い合わせが増えています。規模や業種によってご相談内容はまちまちですが、最近多いのはやはり電子帳簿保存法改正がらみです。

改正に対応したいけど、どう進めたらいいのかわからないというものですが、まだまだわからないところも多く、完全にこれで、と言い切れないのですが、大事なのは、これを業務そのものの見直しのきっかけにする、ということです。
いただいたご相談でも電帳法改正に対応したい、というだけで、現在何に困っていて、どうしたいか、が明確になってないケースがほとんどです。せっかくデジタル化するのであれば、今の業務のやり方のまま行うのではなく、ゼロベースで、これから新しく業務を行うとしたら、どのようにできたら理想なのか、を具体的にイメージしてください。そのギャップを埋めるのに、デジタル化が必要であればやればいいし、紙のままの方がよければそれでいいと思います。

企業の情報は最終的には会計情報に集約されます。ここまでの情報が、川のように上流から下流までスムーズに流れているか、途中で途切れていないか、をチェックします。情報は、企業の血液で、スムーズにスピーディーに必要なところに届けることによって企業は健康でいられます。

ペーパーレス化を行うにしても、情報をスムーズに流す仕組みがないとうまくいきません。チャットやクラウドストレージ等を活用して、まずはコミュニケーションの強化から始めるのも手です。

お忙しい時期ですが、電帳法改正をきっかけとして、先生方への業務改善サポートの期待も高まっています。ぜひこのグループ等も活用して、ITでも頼れる事務所になっていただければと思います。